日本学術振興会 基盤研究S 課題番号25220403

地域コミュニティチーム

活動目的、活動内容

地域コミュニティチームは、福島大学ならびに帝京大学に所属する研究者によって構成されます。チーム全体の活動目的は、社会科学的なアプローチに基づき、東日本大震災後の原発被災の実情を記録として蓄積しながら、復興過程において被災地・被災者が直面している課題を構造的に分析し、また、(核害が地域にもたらした影響という意味において)広島・長崎など過去の先行研究と福島の比較研究を行うことによって、福島という被災地に特有の政治・社会的問題構造を明らかにすることです。主な研究活動内容は次に示すとおりです。

  1. 復興過程、政策展開過程におけるアクター間の相互行為・相互作用に関する研究、
  2. 復興過程におけるさまざまなレベルのアーカイブ(福島県内外において、異なる避難形態、かつ、さまざまな属性[被災自治体、首長、職業など]ごとのオーラルデータを中心とした蓄積)、
  3. 広島・長崎の原爆被災研究と福島における原発被災問題との接合(原爆投下から平和都市としての発展に至るまでの運動の生起、そのプロセスにみる「シンボライジング」「フレーミング」「資源動員」などの構造や変化、政治構造などを中心に)
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メンバープロフィール

佐藤 彰彦

専門は地域社会学。東日本大震災後に避難を強いられた福島県飯舘村(2000年~)、富岡町(2011年~)、伊達市(2013年~)などの原発被災地でフィールドワークを行ってきた.そのなかで、被災対応ならびに復旧・復興にかかる政策側と被災者側の意識や行動に焦点をあて、中長期的な復興にむけた政策提言を念頭に調査研究に取り組んでいる。

開沼 博

専門は地域社会と市民生活分野。復興過程のアーカイブを担当。

松尾 浩一郎

matsuo神奈川県逗子市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。帝京大学経済学部准教授、NPOサーベイ代表理事、博士(社会学)。専門は都市社会学、社会調査史。「コミュニティの破壊と再生」「復興と文化の創造」をテーマに、原爆被災後の広島の歩みを研究してきた。
広島の経験から学ぶことを通じて、福島の今を解きほぐすことに貢献したいと考えている。

山田耕生

地理学および観光学をベースに「農村地域におけるツーリズムと地域活性化」と発展途上地域(インドネシア・スマトラ島)におけるサステイナブル・ツーリズムにに関心を持ち研究を進めている。本科研費プロジェクトでは、災害被災地の先行事例としてインドネシア・バンダアチェをはじめ国内外の事例をもとに、復興の過程における観光の役割,震災遺構物を活用した観光について検討を重ね、最終的には福島県をはじめ東日本大震災で地域の復興にフィードバックできればと考えている。

研究活動の様子

こちらからご覧ください。

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